離婚の条件交渉が 折り合わない方
➠はじめに
離婚自体は争いがなくとも、離婚をするにあたっては様々な条件を定めることになります。財産分与、慰謝料、養育費、年金分割等の「お金」のことや、親権、面会交流といった「子ども」に関することがあります。
いずれも内容は法的問題を多く含むものであり、安易に当事者のみで協議を進めてしまうと、後に問題が生じることがあります。条件内容についてはしっかりと調べ、吟味し、弁護士の専門的な意見を踏まえて決める必要があります。
❶お金について
財産分与、慰謝料、養育費、年金分割についての説明はQ&Aをご覧ください。
いずれも法的に基準となる考え方や算定根拠がありますので、協議が整わない場合には、調停や裁判でどのように判断されるかを念頭に置くとスムーズに話し合いができます。
ご自身で調べることで悩みが解決することもありますが、できれば弁護士の法律相談を受けられると、交渉の指針を見出しやすくなります。
また、ご本人同士の協議ですと感情的になることもありますので、弁護士に交渉を依頼することをおすすめします。
❷子どものことについて
親権、面会交流についての説明はQ&Aをご覧ください。
親権についての協議が整わない場合でも、面会交流についての条件を具体化することにより、解決することがあります。
当事務所では面会交流についての多くの交渉経験があり、面会交流の条項を熟知しております。お一人お一人に合わせた面会方法をご提案できますので一度ご相談ください。
➠最後に
「子ども」と「お金」、どちらも比べることが出来ない大事なものであり、安易に妥協すべきものではありません。離婚と親権だけを先行させることは可能ですが、先に離婚してしまった場合、後に協議をすることが困難となる場合もございます。
離婚後の生活を幸せに過ごせるよう、離婚に争いが無い場合でも弁護士と協議の上、後悔のない離婚をして下さい。