モラハラパートナーと離婚する方法
目次
モラハラによる離婚相談が一番多い
パートナーからモラハラを受けているという相談は非常に多くあります。
最近では一番多い相談です。
夫婦間ではよくあることを超えて、モラハラというレベルに達していることが多く、
またそのことに気がついていない夫が非常に増えていると思います。
モラハラ相談の特徴
こうした相談の特徴の一つとして、
自分がパートナーから受けている言動などが、そもそもモラハラなのかということがわからず、今後どうしていけばいいかについて悩んでいるということです。
これはモラハラという言葉の曖昧さもあると思いますが、不貞行為や暴力などのようにわかりやすい事実があるわけではないことから、自分の中でどんどん悩みが膨らんでいっているからだと思われます。
また、夫婦ではよくあることなのではないか、自分が我慢していれば、と考えてしまう人もいます。
モラハラで悩んでいる方は、まずは今まで夫婦であったことをよく思い返し、今悩んでいるは何が原因なのかを考えてください。
そして、離婚を考えているが、踏み切れない理由は何なのかも考えるといいでしょう。
離婚そのものは決意しているが、
パートナーと話ができない、
パートナーが怖い、
他人に話してもわかってもらえないのではないか、
離婚後の生活をどうするか、などの理由が多くあります。
このように自分が何に悩んでいるかを把握することにより、これから自分がとるべき道がわかるようになります。
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離婚に向けた準備
別居を検討する
モラハラで悩んでいる方は、別居するかを悩んでいる方が多くいます。
別居までして大丈夫か、パートナーが怒らないか、モラハラくらいで別居していいのかなど、いろいろ悩んでいます。
しかし、モラハラは、単なる夫婦間でよくあることではなく、深刻な問題で、それ自体離婚の原因になるものです。
むしろ、別居に踏み切った方が、冷静に考えることが可能になります。
実際に相談に来られた方も、離婚すべきか、どのように行動すればいいか悩んでいましたが、相談の結果、別居し、冷静に考えた末に離婚への踏み出した方もいます。
逆に別居後、夫婦がやり直す結果になることもあります。
別居は今の状況を変えていく一つの手段だと考えてもらえばいいと思います。
別居までの準備
別居を決意した後は、そのための準備が必要です。
転居先の決定、生活費をどうするか、子どもの学校のことなどです。
また、別居までに証拠を集めておく必要があります。
離婚になると、親権・養育費・財産分与など、決めなければならないことが多くあります。
このために財産が何があるか、パートナーの収入はどの程度かなど、別居前でなければ取得しにくい証拠を集めておきます。
別居の段取りをした上で、別居の日を決めます。
これらのことを一人で行うのは、非常に大変です。
モラハラで相談に来られた方のほとんどが、早い段階で弁護士のサポートを受けています。
当事務所では、サポートサービスなども行っていますので、活用することを強く勧めます。
弁護士のサポートを受けること
離婚を進めていくのは簡単なことではありません。
モラハラで悩んでいる方は、心身ともに疲れ切っています。
そうした中で、別居に向けた準備や、別居後の進め方を考え、実行していかなければなりません。
モラハラを受けている方が早期に弁護士に依頼しているケースが多いのも、当然のことだと思います。
弁護士への依頼は、遅いよりも早い方が、適切なサポートを受けることができます。
弁護士に依頼するタイミングが別居前であっても、弁護士費用は変わりませんので、できるだけ早い段階で弁護士に依頼することをお勧めします。
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