20代女性のための離婚

1.若い夫婦が離婚する理由

厚生労働省の離婚件数の年次推移の「有配偶離婚率」をみると、男性では20歳~24歳が一番多く、女性は19歳以下が最多となっており、それ以降は年齢を重ねるごとに離婚率が減少する傾向にあるという結果が出ています。若い夫婦が離婚をする理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

(1)授かり婚

いわゆる「できちゃった婚」の場合、結婚の覚悟が出来ていない状況で、「子どもの為に結婚する」ことを決めざるを得ないカップルも少なくありません。そのため、結婚生活のイメージが持てないままに夫婦または家族として暮らしはじめ、新しい状況に適応できず離婚となるケースがあります。

(2)金銭的な理由

若い夫婦は社会に出て間もなく、経済的に十分な余裕がないことが殆どです。結婚生活や育児には想像以上に多くのお金が必要となります。そのため、安定した生活がなかなか送れず、結婚した後に色々な問題にぶつかることが多く、金銭的にも精神的にも余裕が持てなくなり、夫婦関係が悪化することもあります。

(3)交際期間が短い、環境の変化

若いうちは勢いもあって、交際期間が短くても結婚するカップルも看られます。結婚して初めて相手との価値観の違いや生活リズムの違いに気付き、一緒にいることにストレスを感じてしまいます。
また、若いうちは自分を取り巻く環境も変化が多いため、生活環境の変化が原因で離婚に至るケースも見られます。

2.弁護士に相談してみましょう

若い夫婦の離婚には、メリットもあります。長い人生のなかで、やり直しが早ければ、別の出会いに繋がるチャンスも広がります。また、婚姻期間が短いことによって、離婚で争点となりやすい財産分与などの問題が複雑になりにくいといえます。

その一方で、周囲の友人も若く、結婚や離婚を経験している友達に相談をすることや、適切なアドバイスを受けることが難しいでしょう。子どもが居る場合には、幼い子どもが成長するまでの間の養育費をしっかりと定め、万が一相手が養育費の支払いを怠った場合にも備えておかなければなりません。

・離婚をするにあたって、どのようなことを決めなければならないのか

・自分はどのような条件で離婚するべきなのか

・相手が離婚に応じてくれないときに、どうやったら離婚出来るのか

など、様々な不安を抱えていることでしょう。離婚問題のプレッシャーやストレスで、気持ちが焦るあまり、正常な判断が出来なくなるかもしれません。

 

弁護士は法律の専門家であり、客観的な立場に立ってアドバイスをしてくれます。「とにかく早く離婚したい」という焦りが、のちに大きな後悔に繋がる可能性もあります。
弁護士法人アイリスは若いご夫婦の離婚についても多数の実績があります。離婚した後に後悔せず、晴れやかな気分で離婚後の生活を迎えるためにも、離婚に向けてお悩みを抱えていらっしゃる場合には、まずは弁護士に相談をしてみてください。

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