離婚が子どもに与える影響と対策
(1)離婚が子どもに与える影響は少なからずあります。
具体的には、
①父親がいなくなって寂しい思いを抱える
……子どもにとっては父親であることは事実
②子どもが情緒不安定になる
……以前に比べてひとり親世帯は多くなり、そのこと自体でいじめられたりということは少なくなりました。
しかし、子どもにとっては周囲に話すことがためらわれたりして、周りと壁を作ったり、情緒不安定になったりします。
③親に気を遣う
……子どもは思ったよりも、親のことを見ており、気を遣うことがあります。親に気を遣い、
言いたいこともいえないストレスを抱えてしまいます。
(2)子どもの心のケア
上記のように離婚は子どもに少なからず影響を与えます。
離婚後は、子どもの心のケアを欠かさないようにしてください。
子どもへの対応の仕方は子どもの年齢に応じて対応しましょう。
まだ、赤ちゃんであれば、愛情を注いで育ててください。生活のことなどでストレスもあるでしょ
うが、それを表に出さないことが重要です。離婚後の生活が不安な方へでも書いていますが、子育
ての面で両親や親族の助け、相談だけでもいいのでしてみてください。
ある程度、物事の理解ができる年齢になってきている場合は注意が必要です。離婚についての理解
がどの程度あるかにもよりますが、母親が子どもに自分の考えを言ってしまうと、子どもはそれに
合わせるようになり、気を遣うようになります。子どもなりに母親のことを考えてのことですが、
それが子どもの心に影響を与えることもよく言われるところです。子どもが考えていることを素直
に話させ、否定せず向き合うことが重要です。
子どもが中高生になってくると、離婚については理解しているでしょうし、むしろ、子どもの成長
に応じて話し合うことが必要です。オブラートに包まなければいけない場合もありますが、真摯に
向き合って話をするようにしてください。
(3)最後に
家庭の問題は子どもに影響を与えます。
離婚した場合は、離婚特有の影響があります。
しかし、子どもの状況を見て、しっかりと受け止め、愛情を注いでいけば
その影響も大きなものではありません。
もし、離婚と子どもの影響を考えて悩まれているのであれば、当事務所ま
でご相談ください。全力でサポートいたします。