モラハラと夫婦げんかの違いとは?
1.モラハラと夫婦げんかは違うもの
モラハラと夫婦げんかの違いを理解している人は少ないと思います。
モラハラと夫婦げんかは明確に区別できるものです。
夫婦げんかは、夫婦であれば日常的にあってもおかしくないものです。
その原因は些細なことから大きなものまで様々ですが、けんかである以上は、双方に言い分があ
り、一方的に相手を責めているという状況とは明らかに異なります。
2.モラハラによくある特徴
夫婦げんかと異なるモラハラの特徴は以下のようなものです。
①相手を精神的に追い詰めているのにその自覚がなく、自分が正しいと思い込んでいる。
②追い詰められている側が何も悪くない。
このような特徴があるが故に、モラハラをする側は反省することなく、一方的に相手を責め続けます。
そして、モラハラは家庭という密室で行われるが故に、モラハラ被害は深刻なものとなり、モラハ
ラを受けている側が精神的に追い詰められ、鬱状態になることもあります。
深刻化する前にモラハラかどうかの判断をする必要があります。
早期に専門家に相談することが重要です。
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3.モラハラをする側は反省することはない
先ほども述べたようにモラハラをする側には全く自覚はありません。
これまで当事務所では、多くのモラハラを取り扱ってきましたが、最後まで自分の非を認めませ
ん。
特に家庭の中で、反省し、モラハラについて考えることはありません。
いつか変わってくれると思って、耐えていてもより深刻な状態に陥る可能性が極めて高いといえる
でしょう。
悩んでいる場合は、まずは相談をし、別居などの方法を模索すべきです。
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4.弁護士への相談の必要性
モラハラ被害に遭っている場合は、精神的な苦痛を和らげるため、お相手と離れることを優先し、別居前に弁護士に相談するべきです。
弁護士に依頼することで、別居の準備や別居後の段取り、モラハラをするお相手との交渉などをスムーズに進めることができます。 また、弁護士に依頼するタイミングは早ければ早いほど良く、費用も早く依頼しても変わりません。
モラハラで悩んでいる方は、心身ともに疲れ切っているため、別居に向けた準備や別居後の進め方を考えるのは大変なことです。 そのため、早期に弁護士に依頼することで、適切なサポートを受けることができます。
モラハラをする人は対外的には穏やかだったり、一定の地位にある者には牙を向かない傾向があります。 弁護士は色々なケースに携わってきていますので、お相手に対しても精神的圧力を感じて丸め込まれることなく対等に話し合いを進めていくことが出来ます。 また、あなたに代わって弁護士がお相手と話し合いをしますので、あなたが直接お相手と話をする必要はなくなります。
話し合いの難しいモラハラをするお相手には、弁護士を入れて話し合いを進めた方が結果として早期に離婚出来るケースも多くみられます。 別居に向けたアドバイスも実施していますので、離婚を決意されたら、出来るだけ早期に弁護士に相談されることをお勧めします。