夫と離婚したい!でも子どものために我慢するべき?……弁護士が教える判断基準
目次
(1)離婚はしたいけど、子どものことを考えたら……と考え込んでしまい、離婚について悩み続けている方は多いです。
子どもがいるからと考えることは当然のことですし、それで踏み出せないのもよくわかります。
メリットとデメリット、検討しなければいけないことはどのようなことがあるかをお伝えしたいと
思います。
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(2)メリットとデメリット
メリットは何よりも、あなたの心の安定とそれが子どもに与える影響です。
家庭が不和の状態で、あなたの心が不安定になっている状態のとき、子どもはそれを敏感に感じ取
ります。その結果、子どもの心も不安定になってしまうことは、多くの離婚案件を扱ってきて特に
思うところです。
子どものためと離婚しないでいても、家庭内は全く和がない状態というのは本当に子どもにとって
いい環境といえるのでしょうか?仮面夫婦でいることは、子どもに悪影響を与える環境だといえま
す。
逆にデメリットは、メリットの裏返しでもありますが、片親になることでしょう。この点は別の記
事で離婚が子どもに与える影響と対策で詳しく述べますが、きちんとしたケアをしてあげれば、
むしろ離婚が子どものためになるという視点を持ってください。
もう一つのデメリットは離婚後の生活の不安でしょう。離婚することにより経済的に苦しくなるこ
とが子ども養育に影響を与えることを心配されます。
この点は、離婚後の生活が不安な方へで詳しく書いています。
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(3)子どものために離婚を悩んでいる方へ
離婚が子どもに影響を与えることは確かです。このことはしっかりと認識した上で離婚を検討する
必要があります。
その上で、本当に今の家庭を維持することが自分と子どもにとって、メリットがあるのか、離婚し
て、子どもの心のケアをきちんとすることで、よりよい環境を築けるのではないか、離婚後の生活
のことをどうするかなどを考えて、よりよい選択をしてください。
悩んでいるときは、第三者に相談することもいいでしょう。
当事務所はこうした相談にも真摯にサポートいたします。